小児科診療は季節を感じることができます。夏には、洋服をぺろっとめくると水着のあと。高い熱が出てるなあと喉をみるとぶつぶつとか。
開院して間もないですが、冬が来るんだなあといろいろなことで感じます。
インフルエンザワクチンもそのひとつ。
クリニックに来て、待合で待って、診察室に入って、お口のなかを見られて、いよいよ注射。注射を準備する間が子どもたちにとっては緊張のクライマックス。そのドキドキしている表情が泣き顔に変わらないうちに注射が終わりますようにと、小さな工夫を積み重ねたりしていますが、やっぱり注射は痛いので泣いてしまう子どもたち。ぐっとガマンの顔や、びっくりして泣いちゃう顔がかわいくて、つい笑ってしまうこともあるのですが、決して痛い思いをさせるのが嬉しいわけではありません(笑)
それから診察の時に気になってくる乾燥肌。
今は湿疹が食物アレルギーなどを引き起こす原因になるとも言われています。
我が家の長男、次女はアトピーです。スキンケアをおろそかにすると、どんどん悪化していくし、きちんと保湿できていると良い状態を維持できるというのを日々実感しています。
ちなみに次女と末娘に愛用しているのがクリニックでも販売しているママキッズ。長男は使ってません。使いなよ、と置いておくのですが、妹たちと同じの使うのイヤみたい。本人任せのスキンケア。顔はニキビで手足はガサガサ。気になるけど言っても聞かないし、「塗ってあげようか」なんて冗談のつもりで言っても本気で不愉快そうな顔されちゃう。本人、ときどき皮膚科に行って薬もらってきて一時的に良くなって、また放置して悪化して・・・ってダメなパターンです。
というわけで、がさがさお肌をみると、小さいうちにスキンケアしてあげてね、という気持ちになっちゃう冬の外来です。
赤ちゃんて、泣き顔もかわいい・・・。